インベルターゼ(読み)いんべるたーぜ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インベルターゼ」の意味・わかりやすい解説

インベルターゼ
invertase

ショ糖果糖とブドウ糖に加水分解する酵素,β-フルクトフラノシダーゼすなわちスクラーゼ sucraseの別名。ショ糖の比旋光度は+66.5゜であるが,分解後の果糖とブドウ糖の混合物では {(+52.5°)+(-92°)}÷2≠-20° になり,旋光度符号反転 (invert) するので,この糖混合物を転化糖といい,酵素をインベルターゼと呼ぶのが慣用であった。スクラーゼの分布は広く,植物,微生物のほか,動物の消化管などにも存在が知られている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「インベルターゼ」の意味・わかりやすい解説

インベルターゼ
いんべるたーぜ

スクラーゼ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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