日本大百科全書(ニッポニカ) 「エアレーション」の意味・わかりやすい解説 エアレーションえあれーしょんaeration 水が空気にさらされることで、曝気(ばっき)または気曝(きばく)ともいう。自然界では、急流部の川の水面が空気と十分に接触し、大気の成分と水中の溶存ガスの濃度が平衡状態になる現象をさす。人工的には、(1)地下水から炭酸ガスを追い出したり鉄イオンを酸化析出させる、(2)微生物を応用した有機廃水の処理(下水処理など)において酸素を水中に溶け込ます、(3)汚濁した河川を浄化し清浄さを保つ、などを目的として、水面の機械的攪拌(かくはん)、噴水、水底からの空気気泡噴出などの方法で行われる。[小林三樹][参照項目] | 下水道 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例