デンマークのユトランド半島西岸の港湾都市。人口11万4244(2008)。1868年,第2次スリースウィ(シュレスウィヒ)戦争後の復興の基軸として,イギリスとの貿易港が建設される。それまでは,人口わずか13人の,釣針に餌をつける意味のeseと山bjergを語源とする小漁村であった。1899年都市としての自治権を獲得,20世紀初頭には人口1万3000をこす商業都市へと発展した。おもにイギリスを相手とする酪製品,ベーコン,卵,魚介類の輸出,石炭,石油の輸入港として重要である。現在はこれらの貿易を背景に,デンマーク最大の漁港(漁獲高・漁民数とも最大)に加え,マーガリンなど食品加工業が栄え,ユトランド西部の交通および文化の中心地となっている。
執筆者:村井 誠人
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…1870年代にデンマークは産業革命の時代に突入,農産物加工を主体とする工業は全国的工業化の基礎ともなった。こうした状況を象徴するのが,北海岸のエスビアウ港の築港であり,酪製品等の輸出港として19世紀末から急成長を遂げた。鉱産資源は石灰岩と陶土のみで,農産物が最大の産業資源であり,1940年代に至るまでデンマークの産業は農業に依存し,70年代に入って工業がそれに並ぶようになった。…
※「エスビアウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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