デジタル大辞泉
「エレディア」の意味・読み・例文・類語
エレディア(Heredia)
コスタリカ中央部の都市。首都サンホセの北西約10キロメートル、標高約1100メートルの高原に位置する。もっとも早くスペイン人が入植した地の一つで、1830年代に短期間首都が置かれた。畜産業が盛んで、同国を代表するコーヒー産地としても知られる。
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エレディア
- ( José-Maria de Hérédia ジョゼ=マリア=ド━ ) フランス高踏派の代表的詩人。ギリシア、東洋、中世、自然など多様な題材をうたう。詩集「トロフェ」がある。(一八四二‐一九〇五)
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エレディア
えれでぃあ
José-Maria de Heredia
(1842―1905)
キューバ生まれのフランス詩人。父はキューバ人、母はフランス人。1851年に渡仏、サンリスの高等中学校(リセ)に学ぶ。1859~61年にキューバに一時戻るころからルコント・ド・リールの影響下に詩作を開始、のちパリの古文書学校に学び、高踏派詩人たちと交わる。その詩業はもっぱら十四行詩(ソネ)の彫琢(ちょうたく)に捧(ささ)げられ、端正な詩形式のなかに、ギリシア神話、ローマ時代の史実や田園風景、中世宗教画の世界、金銀細工、スペインの新大陸征服者たちの冒険、日本武士の勇姿、ブルターニュの自然の崇高な美しさなどを描き出し、歌い上げている。さまざまな雑誌や3次にわたる『現代高踏派詩集』に掲載されたこれらの十四行詩は、93年に初めて『戦勝牌(はい)』と題する一巻の詩集に編まれ、高踏派美学の集成と終焉(しゅうえん)を画した。また長編叙事詩『黄金の征服者たち』(『第二次高踏派詩集』所収・1871)も残し、高踏派末期の代表的詩人となった。
[遠山博雄]
『ピエール・マルチノ著、木内孝訳『高踏派と象徴主義』(1969・審美社)』
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エレディア
José-Maria de Heredia
生没年:1842-1905
キューバ在住のスペイン人を父,ルーアン生れのフランス人を母とするフランスの詩人。ルコント・ド・リールの忠実な弟子となり,詩の形式面の彫琢に重きを置いた高踏派の〈芸術性〉志向の面を代表する。十四行詩(ソネ)の名手として,高度の規則性をもつこの短詩型の可能性を倦むことなく追究した彼の詩業は,《戦勝牌》(1893)にまとめられたが,それは118編の十四行詩から成り,ギリシア・ローマの古代,ルネサンスなど過去の文明や彼の祖先である新大陸征服者の栄光,さらに東洋・熱帯圏など遠い異国の風景を12音綴14行の中に巧みに歌いこんだもので,日本にちなんだ《サムライ》《大名》の2編も含まれている。
執筆者:松室 三郎
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エレディア
Hérédia, José Maria de
[生]1842.11.22. キューバ,ラフォルチュナ
[没]1905.10.3. セーヌエオアーズ,ウーダン近郊
フランスの詩人。父は多くの南アメリカ征服者を出したスペイン人の家系でキューバの大コーヒー園主,母はフランス人。パリで中等教育を受け,ハバナ大学で法律を学んだのち,パリの古文書学校に入学。ルコント・ド・リールらの知遇を得て『現代高踏詩集』 Le Parnasse contemporain (1866) に参加,名声を確立したが,ときおり雑誌に数編ずつ詩を発表するだけで多作せず,詩集は『トロフィー』 Les Trophées (93) のみ。歴史や伝説,自然に題材を得た鮮明なイメージを,磨きぬかれた詩句によってソネット形式に定着し,高踏派の代表的詩人に数えられるが,ルコント・ド・リールのペシミズムの影はなく,豪壮華麗なスタイルと父祖譲りの英雄的気概の表現に特徴がある。
エレディア
Heredia
コスタリカ中部の都市。同名州の州都。首都サンホセの北西約 10km,中央高原にあり,標高約 1100m。 1570年代に建設されたと考えられる古い町で,スペイン植民地時代には小村ながら首都カルタゴに次ぐ重要な集落であり,住民の大半はタバコ栽培を行う小農であった。スペインからの独立後,1830年代に短期間コスタリカの首都となった。現在はおもにコーヒー栽培と牧牛を行う農業地帯の中心地。首都とは鉄道とパンアメリカン・ハイウェーで結ばれ,首都へ通勤する市民も多い。市から北にそびえるポアス火山 (2704m) まで舗装道路が通じ,火口湖,噴気孔,噴火口などをそなえる同火山への観光基地となっている。人口2万 7390 (1991推計) 。
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エレディア
フランスの詩人。キューバ生れ。ルコント・ド・リールの愛弟子で高踏派の重鎮。詩集《トロフェ》(1893年)には日本に取材した〈侍〉〈大名〉の2編が入っている。
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