ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オオアジサシ」の意味・わかりやすい解説 オオアジサシThalasseus bergii; greater crested tern チドリ目カモメ科。全長 46~49cmの大型のアジサシ。夏羽(→羽衣)は頭上が黒く,後頭部に黒い冠羽(→羽冠)がある。背面,翼,尾は灰色でほかは白い。強大な嘴は黄色で脚は黒い。冬羽は頭上が白と黒のまだらで後頭部のみ黒い。南アフリカからインド洋,太平洋南西部の島々,オーストラリアまで温帯から熱帯の海岸や島の岩礁などで繁殖する。南アフリカでは建物の屋根に営巣している。日本では南西諸島と小笠原諸島に少数が夏鳥(→渡り鳥)として渡来し,繁殖する。本州沿岸にもごくまれに渡来する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「オオアジサシ」の意味・わかりやすい解説 オオアジサシおおあじさし / 大鰺刺swift (greater crested) tern[学] Sterna bergii 鳥綱チドリ目カモメ科の海鳥。全長約47センチメートル。嘴(くちばし)は黄色で、頭は黒く、後頭部は羽冠となる。大西洋を除く暖海の島や沿岸で集団繁殖する。日本では小笠原(おがさわら)諸島や南西諸島で繁殖する。[長谷川博][参照項目] | アジサシ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by