コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

おおぐま座 おおぐまざUrsa Major; the Great Bear

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

おおぐま座
おおぐまざ
Ursa Major; the Great Bear

大熊座。概略位置は赤経 11時,赤緯 58°。5月初めの宵に南中する北天の星座で,6個の 2等星と 1個の 3等星が美しく並んだ,いわゆる北斗七星以外は目立たない。分光連星発見の最初のものであるζ星(ミザール),地球から約 1200光年の距離にある惑星状星雲 M97(ふくろう星雲),接触連星の代表で周期 1日以下のおおぐま座W星,約 1000万光年の距離にあり小望遠鏡でも見える渦状銀河 M81不規則銀河 M82および渦状銀河 M101,さらに遠い距離におおぐま座第I,第IIおよび第III銀河団などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

おおぐま座
おおぐまざ / 大熊座

7個の明るい星が柄杓(ひしゃく)の形に並んだ北斗七星を含む星座。ほぼ一年中北の空に見えるが、春の宵のころがもっとも見やすい。北斗七星は大熊の胴としっぽを形づくる部分で、星座名ではない。ギリシア神話では、ニンフ(森や泉の精)カリストの化身とされている。北斗七星の先端α(アルファ)星とβ(ベータ)星の間隔を約5倍北にたどっていくと北極星がみつかり、北の方角を正しく知るときに便利である。北斗七星の柄(え)の先端から2番目のζ(ゼータ)星ミザールには、アルコルとよばれる4等星が角度にして約12分ほど離れてくっついており、肉眼二重星となっている。小望遠鏡で見るとミザールのすぐそばにもう一つ4等星がついているのがわかるが、ζ星ミザール自身一つの星ではなく、まったく同じ明るさの3.2等星二つが回り合う分光連星という複雑な体系をなしている。明るい星雲としてはM97ふくろう星雲とよばれる惑星状星雲がβ星の近くにある。このほか、M81、M82、M101などの銀河がある。[藤井 旭]
『藤井旭著『春の星座』(1989・金の星社) ▽藪内清訳・解説『ヘベリウス星座図絵』(1993・地人書館) ▽瀬川昌男著『星と星座と宇宙の旅1 春の星と星座』(1997・小峰書店) ▽村山定男・藤井旭著『ヴィジュアル版 星座への招待』(1998・河出書房新社) ▽えびなみつる著『はじめての星座案内――見ながら楽しむ星空の物語』(2001・誠文堂新光社) ▽藤井旭著『全天星座百科』(2001・河出書房新社) ▽藤井旭著『藤井旭の星座を探そう』(2002・誠文堂新光社) ▽藤井旭著『星座大全――春の星座』(2003・作品社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

おおぐま座の関連キーワードハッブルディープフィールドカリスト(ギリシア神話)やまねこ座(山猫座)こぐま座(小熊座)こぐま(小熊)座アークトゥルスりょうけん座トレミー星座うしかい座春の大曲線バッハマンやまねこ座運動星団アルカスこじし座ドゥーベ葉巻銀河りゅう座剣先星大熊座

今日のキーワード

ムガベ大統領

1924年、英植民地の南ローデシア(現ジンバブエ)生まれ。解放闘争に参加し、80年にジンバブエを独立に導いた。同年から首相、87年から大統領として実権を握り続けた。2000年以降は白人農場主の農園を強...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android