フランスの作家ピエール・ロチの長編小説。1887年発表。1885年(明治18)海軍士官として長崎に寄港した作者は一夏を日本娘と同棲(どうせい)したが、長崎入港の光景から、当時の庶民の風貌(ふうぼう)、生活様式など、多少グロテスクな光景に好奇心を燃やしながら描いている。しかし、こうした生活にもやがて倦怠(けんたい)を覚え、ふたたび新しい空のもとに新しい形を求めて立ち去る。『日本の秋』(1889)、『お梅が三度目の春』(1905)などとともに当時の日本を海外に紹介し、煙管(きせる)、箱枕(はこまくら)、行水(ぎょうずい)など、今日の日本からみればきわめて遠くなった当時の風俗を辛辣(しんらつ)に描いている。
[根津憲三]
『根津憲三訳『お菊さん』(1947・白水社)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
1/16 デジタル大辞泉プラスを更新
1/16 デジタル大辞泉を更新
12/10 小学館の図鑑NEO[新版]魚を追加
10/17 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
8/22 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新