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からすみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

からすみ

ぼらの卵巣からつくる塩乾物。 18世紀の初め中国からその製法が長崎に伝来し,江戸時代には野母 (長崎県) でつくられるものが,越前のうに,三河このわたとともに天下の三珍と呼ばれ珍重された。その形状が唐墨に似るところからこの名がある。製法は塩漬にした卵を水中でもみほぐし,約 20日にわたって加圧日干しを繰返すもので,近年はさわら,たらの卵巣を使用するものも多くつくられている。高価なもので酒の肴 (さかな) として喜ばれる。

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百科事典マイペディアの解説

からすみ

ボラの卵巣から作る塩乾品。形が唐(から)の墨に似ているのにちなんだ名という。酒のさかなとして美味。薄いあめ色で角ばったのが良品で,長崎産が有名。高価のためサワラ等の卵巣で代用品が作られる。

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日本の郷土料理がわかる辞典の解説

からすみ


岐阜県東濃地方や長野県木曽地方の郷土菓子で、米粉の生地に黒砂糖くるみ・ごま・よもぎなどを練り込んで細長い型に入れて蒸したもの。切り口が山形になるのが特徴。旧暦のひな祭りに作られる。

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事典 日本の地域ブランド・名産品の解説

からすみ[加工食品]

九州・沖縄地方、長崎県の地域ブランド。
からすみとは、ボラの卵巣を塩漬けし乾燥整形した珍味。形が唐墨に似ているところから名づけられたという。その発祥中東であるとの説もある。以前は、朝鮮人参などと同じく不老長寿の薬として珍重され、江戸時代には代々徳川家へ献上された。採取できる卵巣の数が少ないため、高価な贈答品として利用されている。

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