ガラス電極(読み)ガラスでんきょく(英語表記)glass electrode

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガラス電極」の意味・わかりやすい解説

ガラス電極
ガラスでんきょく
glass electrode

pH測定用として最も広く用いられる電極膜電極の1種。ガラス薄膜 (厚さ 0.025mm程度) で2種の溶液をへだてると,薄膜の両面に両溶液の pHの差に比例して変化する電位差を生じる。一方の溶液に pH既知の基準溶液を用い,高入力抵抗をもった電位差計で起電力を測定すれば,他方の被検体溶液の pHがわかる。感度の高いものは 0.001pHの単位まで測定できる。近年は K+ ,Ag+ など水素イオン以外のイオンの測定にも応用されている。

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