キャップランプ(読み)きゃっぷらんぷ(英語表記)cap lamp

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キャップランプ」の意味・わかりやすい解説

キャップランプ
きゃっぷらんぷ
cap lamp

ヘッドピースhead pieace(灯具)を保安帽前部に取り付け、蓄電池ベルトで腰に巻き付けるか背負い袋で吊(つ)るすかして、両者をキャブタイヤケーブルcabtyre cable(ゴム絶縁を施した電線)で接続した個人用照明器具。携帯型安全電灯ともいう。鉛蓄電池式とアルカリ蓄電池式があり、2メートル離れた垂直面照度は50ルクス以上ある。ガス、炭塵(たんじん)爆発のおそれのある炭鉱で使用され始めたが、現在は一般の鉱山やトンネル工事などでも広く使われている。

[房村信雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キャップランプ」の意味・わかりやすい解説

キャップランプ
cap lamp

安全帽の上につけて前方を照す電灯。小電球と反射鏡から成り,腰につけた蓄電池とコードで連絡させる。鉱山の坑内や建設現場の夜間作業などで使用し,通常8時間以上点灯することができる。

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