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石灰質軟泥 せっかいしつなんでいcalcareous ooze

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

石灰質軟泥
せっかいしつなんでい
calcareous ooze

炭酸カルシウムを 50%以上含む生物起源の遠洋性堆積物。全海洋底の半分近くをおおう。有孔虫軟泥コッコリス軟泥に分けられる。石灰質軟泥プランクトンの遺骸を主とするので,プランクトンが繁殖し,その同化作用によって二酸化炭素が少くなって,炭酸カルシウムの溶解度が減少するところにできやすい。石灰質軟泥が,赤道地域の深さ 2000~4000mの海底に多いのは,この例とみられる。 (→軟泥 )  

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世界大百科事典 第2版の解説

せっかいしつなんでい【石灰質軟泥 calcareous ooze】

遠洋堆積物の一種で,石灰質の殻をもった生物の遺骸(死殻)が堆積物の重量の30%以上を占める場合に,その堆積物を石灰質軟泥と呼ぶ。その生物はベントスでもネクトンでも,また幾つかの異なった生物の混合でもよいが,量的にみると大部分はプランクトンである。石灰質軟泥はその中の優占する生物の名前をとって有孔虫軟泥と翼足類軟泥に分けられる。色は褐色がかった灰白色で,軟らかく,粒度組成は褐色粘土ケイ質軟泥より一般に粗い。

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