デジタル大辞泉 「コキンボ」の意味・読み・例文・類語 コキンボ(Coquimbo) チリ中北部、コキンボ州の都市。州都ラ‐セレナの南約10キロメートルに位置し、太平洋に面する天然の良港をもつ。19世紀半ばより金・銅などの鉱産物の積出港として発展。チリ海軍の基地が置かれる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「コキンボ」の意味・わかりやすい解説 コキンボCoquimbo チリ中部,同名州の港湾都市。人口14万7786(2004)。北東13kmにある州都ラ・セレナの外港で,海軍基地でもある。ノルテ・チコと呼ばれる半乾燥地帯に位置し,付近のエルキ,チョアパ,リマリの谷で生産される農産物や,鉄鉱石,銅をはじめとする鉱産物の積出港となっている。ラ・セレナ市とともにコキンボ地域(チリ第4地域)の中心をなし,パン・アメリカン・ハイウェーおよび鉄道によって南および北の諸都市と結ばれている。執筆者:細野 昭雄 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コキンボ」の意味・わかりやすい解説 コキンボCoquimbo チリ中部,太平洋にのぞむ港湾都市。首都サンチアゴの北北西約 400km,コキンボ湾南西岸に位置する。 1850年建設。周辺一帯の商工業中心地で,セメント,肥料,食品,鉱石精鉱などの工業が立地。港はチリ有数の天然の良港で,チリ海軍の冬季の基地として利用されるとともに,東約 10kmにあるラセレナの外港として重要であり,セメント,リン酸肥料,銅,マンガンなど各種鉱石の原鉱,精鉱などを積出す。パンアメリカン・ハイウェーとチリ縦貫鉄道が通り,ラセレナのほか,サンチアゴその他の主要都市と連絡。人口8万 961 (1992推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「コキンボ」の意味・わかりやすい解説 コキンボこきんぼCoquimbo 南アメリカ、チリ北部の第4地域(コキンボ。人口60万0363。2002国勢調査速報値)にある港湾都市。サンティアゴの北460キロメートル、太平洋岸のコキンボ湾に面する。人口16万3201(2002国勢調査速報値)。第4地域の首都ラ・セレナの外港で1850年に建設された。周辺は乾燥地帯であるが、盆地での灌漑(かんがい)農業が行われており、農産物、鉱産物などの集散地であるとともにその輸出港でもある。[細野昭雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「コキンボ」の意味・わかりやすい解説 コキンボ 南米,チリ中部,サンティアゴ北方約400km,太平洋岸の港湾・工業都市,海軍基地。同国の最良の港湾の一つで,付近の農産物,鉄鉱石,銅などの積出港。19万9303人(2013)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報