コザクラインコ(読み)こざくらいんこ(英語表記)peach-faced lovebird

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コザクラインコ」の意味・わかりやすい解説

コザクラインコ
こざくらいんこ / 小桜鸚
peach-faced lovebird
[学] Agapornis roseicollis

鳥綱オウム目インコ科の鳥。アフリカ南西部に2亜種がある。全長約16.5センチメートルと小形短尾であるが、ボタンインコ類lovebirds中では最大種。体部は緑色で、額から胸にかけてバラ赤色、腰は青色、嘴(くちばし)は黄白色をしている。飼い鳥にされるが、雌雄同色で識別がむずかしい。ボタンインコA. personataと比べると、本種は眼囲が白くないこと、顔の赤が赤色でなくバラ赤色であること、嘴が白っぽいことなどで区別できる。

黒田長久

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コザクラインコ」の意味・わかりやすい解説

コザクラインコ
Agapornis roseicollis; rosy-faced lovebird

インコ目インコ科。全長 16cm。額は赤,顔部から喉,上胸部は淡桃色。後頭,背,,胸腹部は淡黄緑色。腰は青色,尾は淡黄緑色。淡緑色を帯びる白色。アフリカ南西部に分布し,日本にも移入され,よく飼育されている。飼鳥として人気が高く,近年,多くの色変わりの品種がつくりだされている。

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