こざ(読み)コザ

デジタル大辞泉 「こざ」の意味・読み・例文・類語

こざ

長崎県壱岐の小崎で、社寺出費村税などに当てる目的で、浦全体の家が共同で1日ないし数日磯物採りなどの漁を行う習慣

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精選版 日本国語大辞典 「こざ」の意味・読み・例文・類語

コザ

  1. 沖縄沖縄島中部の旧地名。中頭(なかがみ)郡越来(ごえく)村の胡屋(ごや)を、第二次世界大戦後アメリカ軍が Koza と書き誤ったことによる。昭和三一年(一九五六市制。同四九年に美里村と合併し沖縄市となる。胡差

こざ

  1. 〘 名詞 〙 税金その他の賦課金や、社寺修理や祭の費用を、戸別に集めることの困難な場合に、共同労働収益をあてる古い習慣。長崎県壱岐の漁村では、全戸一日ないし数日参加して磯物採りをすることをいう。〔分類漁村語彙(1938)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「こざ」の意味・わかりやすい解説

コザ

沖縄県沖縄島中部,沖縄市の中心市街地。旧市名。1956年市制,1974年美里村と合体して沖縄市となる。近世以来の越来間切(ごえくまぎり)で,明治期から 1956年まで越来村。越来村の中心集落胡屋(ごや)を終戦時アメリカ軍が誤記してコザとなった。中頭地方中部の台地一帯を占め,第2次世界大戦前は純農村であったが,戦後,アメリカ軍が駐留してからは,全面積の 70%を嘉手納飛行場をはじめアメリカ軍施設が占める典型的な基地の町となった。

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改訂新版 世界大百科事典 「こざ」の意味・わかりやすい解説

コザ

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百科事典マイペディア 「こざ」の意味・わかりやすい解説

コザ

沖縄県沖縄市の旧名

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「こざ」の意味・わかりやすい解説

コザ
こざ

沖縄(市)

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世界大百科事典(旧版)内のこざの言及

【沖縄[市]】より

…琉球王朝時代には越来間切(ごえくまぎり)を基盤に越来城が築かれていたが,首里王府の新政策によって,1666年(寛文6)越来間切と美里間切に分離し,1908年特別町村制の施行で,越来村,美里村に改称した。56年6月越来村はコザ村と改称し,翌月市制を施行した。美里村の一部が石川市となって分離したが,74年コザ市と美里村が合併して沖縄市と改称。…

※「こざ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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