出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…古代ローマ住宅の玄関ホールの役割を果たした中庭,あるいは初期キリスト教のバシリカ式教会堂の回廊で囲われた前庭,後には,広く玄関一般を指すようになる。ポンペイなどで発掘された古代都市住宅は敷地全体に高い壁をめぐらし,各室はすべてアトリウムと広い裏庭(ペリステュルム)の二つの中庭を囲んで配置される〈コートハウス(中庭式住宅)〉の形式をとっており,アトリウムは家の中心となるべき空間であった。ウィトルウィウスによれば,この空間は規模,屋根の有無などによって五つに分類されるというが,そのほとんどはポンペイなどで実在が確かめられる。…
※「コートハウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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