ゴブリン(その他表記)goblin

翻訳|goblin

デジタル大辞泉 「ゴブリン」の意味・読み・例文・類語

ゴブリン(goblin)

ヨーロッパ伝説などに登場する小鬼。
(Goblin)太陽系外縁天体の一。小惑星センターによる仮符号2015TG387を割り当てられた同天体の愛称。2015年、カーネギー研究所の観測チームがすばる望遠鏡発見。発見時の太陽からの距離は80天文単位公転周期は3万年以上。極端に離心率が大きい長楕円軌道を描き、遠日点の距離は約2300天文単位であると推測されている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 望遠鏡 井村

改訂新版 世界大百科事典 「ゴブリン」の意味・わかりやすい解説

ゴブリン
Goblin

醜い小人の姿をした意地の悪い精霊。森や洞窟に住むといわれ,ドイツコーボルトフランスゴブランGobelinと同義。子どもと馬を好み,たてがみをくしけずったり,悪い子どもをさらうと信じられ,昔,乳母たちは〈ゴブリンが食べに来るよ〉と言って子どもを寝かしつけた。アングリア地方の幼児語ではポーキー・ホーキーPokey-hokeyという。同類のホブゴブリンHobgoblinはいたずらだが家事の手伝いをする良い家霊とされる。また,ケルトの馬の女神エポナEponaとも関係づけられる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android