国立天文台が約400億円をかけ、米ハワイ島マウナケア山頂付近の標高約4100メートルに建設した光学赤外線望遠鏡。1999年1月に観測を始めた。光を集める鏡は直径8・2メートルで、1枚の鏡としては世界最大級。広視野での観測を得意とする。宇宙を満たす正体不明の「暗黒物質」の分布の分析や、中性子星同士の合体で放たれた光の観測など、国際的な成果を上げた。
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(谷口義明 愛媛大学宇宙進化研究センターセンター長 / 2007年)
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