サイドドラム

デジタル大辞泉 「サイドドラム」の意味・読み・例文・類語

サイド‐ドラム(side drum)

膜鳴楽器の一。直径約35~40センチの円筒両面に革を張った太鼓ばちでたたくと、底の革面に張った響線も振動して音を出す。軍楽管弦楽などに用いる。小太鼓スネアドラム

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精選版 日本国語大辞典 「サイドドラム」の意味・読み・例文・類語

サイド‐ドラム

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] side drum ) 直径は約三五~四〇センチメートル、深さは一三~三〇センチメートルぐらいの円筒の両面に革を張った太鼓。上面をばちでたたくと、底の革面に張った響線が振動してざらついた音を出す。吹奏楽・管弦楽・軍楽などに用いる。小太鼓。スネアドラム。〔外来語辞典(1914)〕

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百科事典マイペディア 「サイドドラム」の意味・わかりやすい解説

サイド・ドラム

打楽器一種行進などの際に肩からつって演奏することからの命名で,スネア・ドラムsnare drum,小太鼓ともいう。吹奏楽,ジャズ,管弦楽などで用いられ,横にねかせてたたく。スネア(金属の線)が10本ほど下側に張られ,これを皮面に触れるようにして奏すると,ざらついた音になる。桴(ばち)は木製で細長い。ラベル管弦楽曲《ボレロ》やバルトークの《2台のピアノと打楽器のためのソナタ》など,20世紀の音楽作品に印象深い用例が多い。→シンバルドラム

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世界大百科事典(旧版)内のサイドドラムの言及

【太鼓】より

…ただし,〈太鼓〉という言葉が指す楽器は,それを用いる種目ごとに,その特定のもののみを狭義にいう場合もあり,たとえば能においては猿楽太鼓(さるがくだいこ)ともいわれる締太鼓(しめだいこ)のことを,単に〈太鼓〉という。また,洋楽器のドラム類の訳語として〈太鼓〉の語を用い,バス・ドラム,ゴング・ドラムなどを〈大太鼓(おおだいこ)〉,サイド・ドラム,スネア・ドラム類を〈小太鼓(こだいこ)〉と称することもある。特殊な用例としては,幇間(ほうかん∥たいこもち)の別称として用いられたりするが,その語源は,定めがたい。…

※「サイドドラム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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