デジタル大辞泉
「サラブリー」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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サラブリー
Saraburi
タイ中部の都市で同名県の県都。都市域人口20万9274(2002)。町の東につらなるドンパヤージェン山脈は,タイ東北部のラオ系民族と中部のタイ族(シャム語族)の世界をへだてる自然の障壁であった。マラリアを媒介するハマダラカの生息する熱帯雨林の山地の西に位置し,肥沃な中部の平原への門戸をなしていた。周辺の丘陵地には1950年代末以来,輸出用の飼料トウモロコシ生産が急速に展開した。平地の水田における稲作の土地生産性は,デルタ地域にくらべて低い。また小作農や農業労働者が多く,土地所有をめぐる問題の多い地域である。丘陵地は石灰岩を産し,タイ有数のセメント工業の中心地でもある。
執筆者:田辺 繁治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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サラブリー
Sara Buri
タイ中部,サラブリー県の県都。バンコク北北東約 100km,チャオプラヤー川の支流パーサック川に臨む。稲作地帯の商業中心地の一つで,トウモロコシ,ウシも取り引きされる。主要産業は織物,金属加工,食品製造,衣類,木材加工など。バンコクから北東に延びる鉄道が通り,北方への道路が分岐する。人口 6万7763(2000)。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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