出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
インド,パキスタンでおもにヒンドゥー教徒の成人女性の着る巻き衣(ドレーパリー)の一種。西アジア,ギリシアなどから伝わったともいわれ,古来男女ともに着用したが,近世になって男性がドーティを着けるようになり,サリーが女性の衣服になったという。裁断縫製をしないのが特徴で,幅1.2m,長さ5~11mまでの一枚の長い布を体に巻きつけて着用する。宗教的行事や結婚式などでは頭や顔をおおい,激しい労働をする際は頭からかぶる。サリーの下にはひもつきのペチコートと,チョリchoriと呼ばれるぴったりしたシャツ状の短い上衣を着ける。布の末端の肩や頭をおおう部分をパルーと呼び,さまざまの模様やししゅうをほどこしているが,装飾だけでなく米を包んだり鍵束を結びつけるなどにも使われる。サリーの素材には木綿,絹,化合繊のものがあり,絞りや絣,ししゅう,スパンコール,金銀糸を織りこんだものなどがある。インド北部では薄い同色系統の組合せ,南部ではコントラストの強い濃い色が好まれる。赤は花嫁衣装に,また白一色は夫を亡くした妻の衣装とされ,アクセサリーをつけず一生着用される。
執筆者:松本 敏子
イギリス・ルネサンス期の文人。とくに近世英詩の誕生期に,詩の形態の決定に果たした役割は大きい。名門の貴族の子弟であり,軍人としても活躍し,いわば文武両道に秀でたルネサンス宮廷人の理想を体現するかに見えたが,フランス戦線では武運つたなく,敗戦を重ねた。最後に反逆罪で処刑されたのは,指揮官として敗戦の責任をとらされたのであろう。しかしその前に,詩人としての達成はなされていた。ルネサンス抒情詩のもっともはなやかな開花であるペトラルカ風ソネットをイギリスに導入し,しかもそれをペトラルカの形式よりも英詩の韻律にふさわしい形式(のちにイギリス形式またはシェークスピア形式と呼ばれる)に作り直した。またウェルギリウス作《アエネーイス》の一部をブランク・バース(弱強五歩格無韻詩)に訳し,英詩のもっともすぐれた表現様式を確立したのは不滅の業績である。
執筆者:川崎 寿彦
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
インドやパキスタンでおもにヒンドゥー教徒の女性が着用する民族衣装。長さ5~11メートル、幅1メートルほどの1枚の大きな布で、ペチコートとチョリcholiを着た上に巻き付けて装う。着方は、ペチコートのウエストに、襞(ひだ)を畳みながらサリーを入れ、右側から体を包むように左肩に巻き付け、残りの部分を頭にかぶったり、肩から後ろに流したりする。巻き付け方は身分、場合、地域などを表し、微妙な違いがみられる。後ろに長くトレーンを引く形、あるいは余った部分を股間(こかん)を通してルーズなズボン風に着付ける方法などもある。普段用サリーには絹ジョーゼット、シフォン、木綿地などの柄物(がらもの)、無地が使われるが、装飾的なボーダー柄になっていることが多い。フォーマルなものには、より厚手の多彩な色彩の布地が用いられ、金糸・銀糸を織り込んだ豪華なものも多い。サリーの下に着て胸を支えるブラジャーの役割を果たすチョリは普通前あきで、丸型、V型、角型などのネックライン、袖なし、短袖、長袖がある。チョリとともにネックレスを飾り、サリーが完成される。
[深井晃子]
イギリス、イングランド南部、大ロンドンの南部および南西部に隣接するカウンティ(県)。面積1677平方キロメートル、人口105万9015(2001)。県都ギルドフォードGuildford。ケスタ地形が発達する丘陵性低地で、侵食されにくい白亜層が、東西に延びるノースダウンズ丘陵を形成する。大ロンドンに隣接する地域はその緑地帯に指定され、その外縁部も首都圏に含まれる。郊外住宅が発達し、ダービー開催競馬場で知られるエプソンのような有名行楽地もある。住宅地の外縁には、ロンドン市民に牛乳、野菜、果物などを供給する酪農、園芸農業を含む近郊農業が発達。ガラス、鉄工業や製粉業も立地し、とくに北部のテムズ川沿岸にはロンドンから続く工業地区が存在する。
[久保田武]
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…また男性はビャクダンまたはサフランの粉末を油で練って,煤を混ぜて黒色にしたティラクと称する印を額に付けることもある。伝統的には,とくにバラモンの高僧に会うときには,男子はドーティと称するインド服を,女子は1枚の縫目の無い布から作られたサリーを着用する。バラモンは非暴力の精神から菜食主義を守り,とくに牛の崇拝から牛肉を忌避する。…
※「サリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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