サービスエリア(読み)さーびすえりあ(英語表記)service area

翻訳|service area

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サービスエリア」の意味・わかりやすい解説

サービスエリア(放送、通信)
さーびすえりあ
service area

おもにラジオやテレビの放送が実用的に十分に良好に受信できる範囲の地域をいうが、高度情報通信システムや自動車電話、携帯電話など、通信ネットワークの送受信可能範囲の地域をも意味する。放送の場合は周波数地形によって異なるのはもちろんであるが、そのほか送信アンテナの地上高や、その地上有効放射電力によって異なってくる。放送局では大、小の中継局を設けて、自局のサービスエリア内の良好な受信の確保に努めている。もともと通信技術上の用語で、良聴区域などともいわれたが、放送局や通信事業者としては、それはそのまま自局・自社の活動範囲を意味することになり、営業上、基本的な指標として用いられている。

後藤和彦


サービスエリア(道路施設)
さーびすえりあ
service area

道路施設の一つ。出入制限された道路には、直接出入できる休憩施設を適当な間隔をもって配置することが必要で、その必要性は遠距離かつ高速交通に対してはより大きくなる。休憩施設はパーキングエリアとサービスエリアとに大別されるが、サービスエリアは駐車場、園地、便所のほかに、給油施設、食堂売店などを備えている。サービスエリアには片側集約型、中央集約型、対向型、千鳥型などの形式があり、地形や自然環境に応じて選択されている。

[吉川和広]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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