ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ザダル」の意味・わかりやすい解説
ザダル
Zadar
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クロアチア共和国南西部の都市。ダルマチア地方の海岸に位置し、アドリア海に臨む。人口7万2718(2001)。入り江が天然の良港をなし、一部は漁港となっている。周辺の丘ではブドウ、オリーブなどが栽培される。鉄道、道路、フェリーによって周辺地域と結ばれている。マラスキノ、チェリー酒などのリキュールが特産であるほか、たばこ、造船、漁業用機器、編物機械などの工場がある。紀元前4世紀にイリリア人の町として建設され、ヤデルJaderの名でよばれた古い町。前2世紀にはローマの植民都市となり、ビザンティン、ベネチアの支配を経て、第一次世界大戦までオーストリア・ハンガリー帝国の支配下にあった。1918~1945年イタリア領(イタリア語名はザラZara)、1947年パリ条約により旧ユーゴスラビアに帰属したが、1991年クロアチアは独立した。ローマ遺跡があるほか、13世紀の銀細工が施された聖ドナト教会の大聖堂など多くの中世の教会があり、観光保養地ともなっている。スプリト大学の哲学部、考古学・民俗学博物館もある。
[漆原和子]
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