ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジェラール」の意味・わかりやすい解説
ジェラール
Gerhardt, Charles Frédéric
[没]1856.8.19.
フランスの化学者。 J.リービヒ,J.デュマなどの実験室で学んだあと,モンペリエ大学に移り (1841) ,同大学教授 (44) を経て,ストラスブール大学教授 (55) 。 1839年,有機化合物について分子式を重視し,有機化学の体系化を提唱した。また,A.ローランとともに有機化合物の分類を行なった。これら理論的研究のほか実験的研究も多い。
ジェラール
Gérard, François (Pascal-Simon), Baron
[没]1837.1.11. パリ
フランスの画家。新古典主義の画風による肖像画,歴史画にすぐれ,石版画も制作した。初め彫刻家 A.パジュー,次いでダビッドの弟子。ブルボン家の宮廷画家となり,多くの貴族の肖像画を描いた。代表作『キューピッドとプシケ』 (1798,ルーブル美術館) ,『王妃マリー・ルイーズ』 (99) 。ルイ 18世によって男爵位を授けられた。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報