ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジュウイチ」の意味・わかりやすい解説
ジュウイチ
Hierococcyx hyperythrus; rufous hawk-cuckoo
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鳥綱ホトトギス目ホトトギス科の鳥。全長約32センチメートル、体上面は黒灰色、下面は淡赤褐色をしている。アジア東部の温帯域から熱帯域に分布しており、日本には夏鳥として北海道から九州までの各地に渡来し繁殖する。本州では標高1000メートル前後の山地森林に多く、明るい所にはあまり出てこない。毛虫などをとって食べる。鳴き声は「ジュウイチー、ジュウイチー」と聞こえ、名はこの声に由来している。また、慈悲心鳥(じひしんちょう)の名もあるが、これも鳴き声を「ジヒシン」と聞きなしたことに由来する。カッコウやホトトギスと同様、自分では巣をつくって繁殖せず、ほかの種の鳥に托卵(たくらん)する。托卵するおもな相手はコルリ、オオルリ、ルリビタキなどで、コルリと同じ青い卵を産む。
[樋口広芳]
地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...
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