スコレス沸石(データノート)
すこれすふっせきでーたのーと
スコレス沸石
英名 scolecite
化学式 CaAl2Si3O10・3H2O
少量成分 ―
結晶系 単斜
硬度 5
比重 2.3
色 白,ピンク
光沢 ガラス~絹糸
条痕 白
劈開 二方向に完全
(「劈開」の項目を参照)
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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スコレスふっせき
スコレス沸石
scolecite
化学組成Ca(Al2Si3O10)・3H2Oの鉱物。少量のCa⇌Naの置換がある。灰沸石とも。単斜晶系,空間群Cc,格子定数a1.851nm, b1.897, c0.653, β90.6°,単位格子中8分子含む。針状~短柱状の放射状集合体。無色透明,劈開{110}完全,硬度5,比重2.25~2.31。屈折率α1.507~1.513, β1.516~1.520, γ1.517~1.521, 光学性負,2V(-)36°~56°。火山岩の晶洞中に剝沸石・濁沸石などと共生。光学的には結晶面に対応する分域双晶に分かれており,光学的に三斜晶系であるから,真の対称性は三斜晶系である。塩酸でゼラチン化,陽イオン交換してCaの位置にNa, K, Li, NH4, Agが入る。200~250℃に加熱すると,1/3の水を出してメタスコレス沸石に変わる。苦鉄質火山岩の晶洞や変成石灰質岩に産するが,他の変成岩の割れ目にも産する。硼砂球反応で条虫状に曲がりくねるので,ギリシア語のskolex(条虫)に由来。
執筆者:青木 義和・秋月 瑞彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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