スーミ(英語表記)Sumy

デジタル大辞泉 「スーミ」の意味・読み・例文・類語

スーミ(Sumy/Суми)

ウクライナ北東部、スーミ州の都市。同州の州都。17世紀半ば、ウクライナコサックにより要塞が築かれ、交易要地として発展。現在は化学工業、食品加工業が盛ん。18世紀から19世紀にかけて建てられた大聖堂教会などの歴史的建造物が残っている。

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改訂新版 世界大百科事典 「スーミ」の意味・わかりやすい解説

スーミ
Sumy

ウクライナ北東部の都市。同名州の州都。人口28万1396(2005)。鉄道通り空港もある。1652年に右岸ウクライナから移住してきたウクライナ・コサックおよび農民によって,クリミア・タタール(クリム・ハーン国)に対する要塞として建設された。19世紀後半から付近で栽培されるビート背景精糖工業および商業の中心として発展した。現在では精糖のほかに電子顕微鏡ポンプなどの機械工業が発達している。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「スーミ」の意味・わかりやすい解説

スーミ
すーみ
Суми/Sumy

ウクライナ中北部、スーミ州の州都。人口29万3000(2001)、26万3681(2018推計)。ハルキウ北西約150キロメートルにあり、鉄道が通じる。市は1652年に創設され、クリミア本拠をもつタタール人の襲撃を受けたが、のち交易の中心となり、繁栄した。現在、フルンゼ記念化学プラント施設があるほか、コンプレッサー、電子顕微鏡、鋳造、精糖、醸造、食肉加工などの工場が立地する。絵画館、郷土館、劇場などの文化施設や交響楽団も置かれている。

[渡辺一夫]

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デジタル大辞泉プラス 「スーミ」の解説

スーミ

2010年カナダ、バンクーバーで開催された冬季パラリンピック第10回大会の公式マスコット。北米先住民の伝説や神話に登場する想像上の神鳥「サンダーバード」の翼と黒熊の脚を持つ動物たちの精霊がテーマのキャラクター。

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