ロシアの画家。ペテルブルグで作曲家の家庭に生まれる。少年時代にレーピンに師事、その後ペテルブルグ美術アカデミーに学んだ。画家のブルーベリやコローウィンと親交を結び、いわゆるアブラムツェボ・グループの一員であった。初期の代表作としては『桃をもつ娘』(1887)、『陽光を浴びる娘』(1888)があり、初期ロシア印象主義の作品として高く評価されている。1890年代の初めから主として肖像画を描き、コローウィン、レビタン、レスコフ、リムスキー・コルサコフ、カチャーロフ、カルサビナ、ゴーリキー、シャリアピンなどロシア文化史に名を残す人々の肖像を描いた。また、晩年には『ピョートル1世』(1907)など歴史画も制作、ロシア写実主義絵画に大きな足跡を残した。弟子にクズネツォフ、サリヤン、ペトロフ・ウォトキン、ユオンなど初期ソビエト美術界の選良たちがいる。
[木村 浩]
ロシア連邦中西部、スベルドロフスク州の工業都市。ウラル山脈中部東麓(とうろく)のカクバ川河畔にある。人口10万0400(1999)。19世紀末につくられた製鉄工場から発展し、銑鋼一貫工場がある。コバコフスクとよばれた1934~37年を挟んで、1929年から39年までナデジディンスクНадеждинск/Nadezhdinskといった。市名はソ連時代のテスト・パイロットA・K・セローフを記念したもの。鉄道路線の交点。
[中村泰三・小俣利男]
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…また,この雑誌に参加した知識人,画家グループの名称。ディアギレフとベヌアを中心に編集され,D.S.メレシコフスキーらの文芸評論を掲載し,バクスト,セローフ,ソモフKonstantin Andreevich Somov(1869‐1939),ドブジンスキーMstislav Valerianovich Dobuzhinskii(1875‐1957)らの挿画で飾られた。西欧の同時代の芸術に刺激をうけ,反アカデミー,反リアリズムを指向し,1904年まで全12号を刊行。…
※「セローフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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