ゾンバ(その他表記)Zomba

デジタル大辞泉 「ゾンバ」の意味・読み・例文・類語

ゾンバ(Zomba)

マラウイ南部の都市。ゾンバ山地南東麓、標高約900メートルのシレ高原に位置する。英国領時代に行政中心地となり、1964年の独立以降、1975年まで首都が置かれた。綿花コーヒータバコを産する。避暑地としても知られる。

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精選版 日本国語大辞典 「ゾンバ」の意味・読み・例文・類語

ゾンバ

  1. ( Zomba ) アフリカ南東部、マラウイ共和国南部の都市。マラウイ湖南方のゾンバ山の中腹にあり、周囲はタバコの栽培地。旧イギリス保護領ニアサランドの政庁所在地で、一九六四~七五年マラウイ共和国の首都。

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改訂新版 世界大百科事典 「ゾンバ」の意味・わかりやすい解説

ゾンバ
Zomba

アフリカ南東部,内陸国マラウィ南部の都市。人口10万7000(2006)。シレ高原のゾンバ山麓にあり,標高約900mで避暑地として知られる。綿花,コーヒー,タバコなどの農業地帯の中心で,桐油生産も見られ,近く水力発電所がある。1880年ころヨーロッパ人植民者によって建設された都市で,イギリス領時代は行政の中心となり,1964年の独立後は75年まで首都であった。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゾンバ」の意味・わかりやすい解説

ゾンバ
Zomba

マラウイ南部の都市。シーレ川東方,ゾンバ高原の標高 884mの高地に位置。 1885年に奴隷狩りのルートに沿って建設され,1900年イギリス中部アフリカ保護領 (のちのニアサランド) の行政庁所在地となり,74年末までマラウイの首都であった。美しい風光と夏でも快適な気候に恵まれた保養地。しかし商業中心地は南西 60kmのブランタイア,農業中心地は 75年に遷都した首都リロングウェに譲っている。現在はタバコ,米など農産物集散地。マラウイ大学があり,モザンビークのベイラ港からサリマへいたる幹線鉄道の支線が通じる。人口4万 2878 (1987) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゾンバ」の意味・わかりやすい解説

ゾンバ
ぞんば
Zomba

アフリカ南東部、マラウイ南部の都市。ゾンバ山地南東麓(ろく)、標高884メートルの高原に位置する。人口6万5915(1998)、10万5013(2018センサス)。1886年、イギリス領事のハーベスがマラウイ湖南部のアラブ人による奴隷狩りを監視するため、駐屯地を置いたことに始まる。さらに、白人入植者や宣教師を保護するため植民地行政府が置かれ、1964年の独立以後75年までマラウイの首都であった。周辺には白人経営の茶のプランテーションが広がり、マラウイ大学がある。

[林 晃史]

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百科事典マイペディア 「ゾンバ」の意味・わかりやすい解説

ゾンバ

マラウイ南部の都市。標高約1000mのシレ高原にあり,綿花,タバコ栽培地帯の中心地で,避暑地。1880年ごろ農業植民地として創設され,英領ニヤサランドの主都で,英軍の駐留地であった。マラウイ独立(1964年)後は1975年まで首都。8万8314人(2008)。

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