ブランタイア(読み)ぶらんたいあ(英語表記)Blantyre

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブランタイア」の意味・わかりやすい解説

ブランタイア
Blantyre

マラウイ南部の商工業都市。マラウイ最古で最大の都市。ゾンバ南西約 60km,標高約 1039mの高地に位置。 1876年ヨーロッパ人がキリスト教の宣教基地として建設し,象牙の取引地として繁栄モザンビークのベイラ港とサリマを結ぶ鉄道沿線にあり,農産物集散,輸出するほか製材,醸造,繊維,セメントたばこなどの軽工業が立地。 1956年インド人の商業の町リンベを合併,商業中心地となった。マラウイ大学理工学部があり,北西国際空港がある。人口 33万 1588 (1987) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブランタイア」の意味・わかりやすい解説

ブランタイア
ぶらんたいあ
Blantyre

アフリカ南東部、マラウイ南部の商業都市。人口50万2053(1998)、同国最大の都市である。1876年、スコットランド教会伝道拠点にこの地を選び、探検家リビングストンのスコットランド生地にちなんで命名した。1878年にはアフリカ特許会社の本部が置かれ、1908年にはシレ高地鉄道が開通し、ゾンバとともに旧イギリス領ニアサランドの中心として、政府機関も置かれていた。現在は200社以上の企業と国際空港があり、同国経済の中心地である。

[林 晃史]

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