デジタル大辞泉
「タイズ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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タイズ
Ta`izz
イエメン西部の都市。首都サヌアの南方約 210km,スブル山北麓の標高 1400mの高原に位置する。城壁と5つの門をもち,13~15世紀創建のモスクや学校が現存する。 1173~74年イエメンを征服したアイユーブ朝がタイズを首都とし,15世紀まで続いた。その後 1918年までオスマン帝国の主権下に入ったが,ザイド派のイマームたちはしばしば反抗し,たびたびタイズを占拠した。周辺の農産物はコーヒー,野菜,カート (軽い麻薬) であり,60年代にこの国最初の上水道が全市的に完成した。アルミニウムの家庭用品工場がある。紅海岸のムハーにいたる東西高速道路と,アデンからサヌアにいたる南北高速道路が交わる交通の要衝で,市の北東に国際空港もある。人口 17万 8430 (1986) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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タイズ
たいず
Ta'izz
アラビア半島南部、イエメン共和国南西部の都市。タイズ州の州都。ジャバル・サビル山(3007メートル)の北麓(ほくろく)、標高1370メートルの高原に位置する。人口29万0107(1993)、40万6900(2002推計)。同国南部のコーヒー産地の中心地で、皮なめし、綿織物、宝石などの産業もある。かつては外港モカを通して貿易で栄えたが、19世紀以降、その中心はアデンに移った。古い町並みが残り、北部イエメンで最大のスーク(市場)がある。
[原 隆一]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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タイズ
イエメン南部の高原都市。モカの北東約90km,標高1400mにある。アラビア半島で最も肥沃な地方で,農産物集散地。大麦,モロコシ,デーツ,柑橘(かんきつ)類を産し,コーヒー(モカ)も重要な商品作物。羊,ヤギ,牛,馬等の牧畜も盛ん。12世紀アイユーブ朝が創設。31万7571人(1994)。
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