デジタル大辞泉 「モカ」の意味・読み・例文・類語 モカ【MOCA】[4,4'-Methylenebis(2-chloroaniline)] 《4,4'-Methylenebis(2-chloroaniline)》防水剤や床材などに利用されるウレタン樹脂の硬化剤。無色の結晶または薄茶色の粉末。発癌物質であり、特定化学物質障害予防規則の特定第2類物質、特別管理物質に指定されている。化学式 C13H12Cl2N2 MBOCA。3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン。4,4'-メチレンビス(2-クロロアニリン)。 モカ(Mocha) イエメン南西部の港湾都市。紅海の入り口をなすバベルマンデブ海峡に臨む。中世以来アラビア産コーヒーの輸出港。(mocha)アラビア産の上質のコーヒー。イエメンのモカ港から積み出されるところからの名。モカコーヒー。 も‐か [連語]《係助詞「も」+係助詞「か」。上代語》…も…であろうか。「伊勢の海の海人あまの島津が鮑玉あはびたま取りて後―恋の繁けむ」〈万・一三二二〉 モカ(Moka) モーリシャス北西部の町。首都ポートルイスの南郊、ル‐プス山の麓に位置する。総督の館をはじめ、植民地時代に建てられたコロニアル様式の邸宅が多く残っている。また、同島へのインド人移民に関する文書や写真を所蔵する博物館がある。モカタウン。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「モカ」の意味・読み・例文・類語 も …か ( 係助詞「も」と終助詞「か」とが呼応したもの ) 「も」「か」ともに詠嘆を表わす。[初出の実例]「山県に蒔ける菘菜も吉備人と共にし摘めば楽しく母(モ)ある迦(カ)」(出典:古事記(712)下・歌謡) も‐か ( 係助詞「も」「か」の重なったもの ) 「も」は詠嘆、「か」は疑問を表わす。[初出の実例]「伊勢の海の海人の島津が鰒玉取りて後毛可(モカ)恋の繁けむ」(出典:万葉集(8C後)七・一三二二) モカ 〘 名詞 〙 ( [オランダ語] mokka ) アラビア半島南西部、モカ港から輸出されたコーヒー。[初出の実例]「モカと云って珈啡の上等を濃く出して」(出典:食道楽‐秋(1903)〈村井弦斎〉二〇〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「モカ」の意味・わかりやすい解説 モカMocha イエメン南西部,紅海に面する港町。アラビア語でムハーal-Mukhā'。人口2万2000(1975)。バーブ・アルマンデブ海峡の北方約80kmにあり,古くは1世紀ころヒムヤル王国の交易港となり,中世から19世紀半ばまでモカ・コーヒーの愛称で親しまれてきたイエメン特産のコーヒー積出港であった。イギリスの東インド会社の駐留地として栄えたが,アデンやホデイダの発展とともにモカは重要性を失い,イエメンのコーヒーの生産量も減少した。執筆者:塩尻 和子 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
飲み物がわかる辞典 「モカ」の解説 モカ【mocha】 コーヒーの銘柄の一つで、アラビア半島のイエメンに産するもの。かつてイエメンのモカ港から輸出されていたことから。特にイエメン西部のバニマタル地方のものが知られ、「モカマタリ」と呼ばれる。強い酸味と芳醇(ほうじゅん)な香りがある。また、対岸のアフリカのエチオピア産のものも、モカということが多い。風味がイエメン産モカに近いためとも、モカ港から輸出されていたためともいわれる。エチオピア東部のハラー地区のものが知られ、「モカハラー」と呼ばれる。また、イエメン産のものよりも豆が長く、「モカロングベリー」ともいう。◇「レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約」では「モカマタリ」はイエメン産のアラビカコーヒー豆、「モカハラー」はエチオピア産のハラー地区のアラビカコーヒー豆と規定されている。 出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「モカ」の意味・わかりやすい解説 モカもかMocha アラビア半島南部、イエメン共和国南西部の港町。紅海南部の東岸に位置する。中世以来、モカ・コーヒーの名で知られる良質の南アラビア産コーヒーの積出し港として栄えた。1614年、オランダがインド洋貿易の拠点として商館を設置し、最盛期は人口6万を数えるイエメン第一の港であった。しかし19世紀には衰退し、その地位は北のホデイダ、南西のアデンに奪われた。かつての繁栄の跡はいまはなく、人口も数千人程度に減り、町は瀕死(ひんし)の状態にある。[原 隆一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
百科事典マイペディア 「モカ」の意味・わかりやすい解説 モカ イエメン南西部,紅海沿岸の小港市。バーブ・アルマンダブ海峡の北方にあり,中世以来17世紀までコーヒーの集散地,輸出港であり,モカ・コーヒーの名で有名。近代的な埠頭(ふとう)はあるが,貿易港としての重要性は北方のホデイダに移っている。約2万人。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モカ」の意味・わかりやすい解説 モカMoca 西インド諸島中部,ドミニカ共和国北西部の都市。首都サントドミンゴの北北西約 130km,シバオ谷中部にある。 1780年建設され,カリブダイオウヤシをさすインディオの集落名モカをそのまま市名とした。主産業は農業で,カカオ,タバコ,コーヒー,サトウキビなどの栽培が行われる。人口3万 1176 (1981) 。 モカ 「ムハー」のページをご覧ください。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
デジタル大辞泉プラス 「モカ」の解説 モカ サンリオのキャラクターシリーズ「シナモエンジェルス」のメインキャラクター。耳の大きな茶色い犬の女の子。アイドルに憧れている。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報 Sponserd by