ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デウシルメ」の意味・わかりやすい解説 デウシルメDevşirme オスマン帝国においてキリスト教徒の子供 (8~20歳ぐらい) を3~8年に1度ずつ強制徴用して,イスラム教徒に改宗させ,トルコ・イスラム的習慣を身につけさせて宮廷の侍従およびイェニチェリとして取立てた制度。特に優秀な者はスルタンの側近として仕え,高級官僚になった。 14世紀から行われたこの制度は 17世紀中葉に廃止された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報