ドレッサー(英語表記)dresser

翻訳|dresser

デジタル大辞泉 「ドレッサー」の意味・読み・例文・類語

ドレッサー(dresser)

服を着る人。着こなしの面からいう。「ベストドレッサー
着付けをする人。
化粧台鏡台。特に、鏡つきの化粧だんす

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精選版 日本国語大辞典 「ドレッサー」の意味・読み・例文・類語

ドレッサー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] dresser )
  2. 洋服の着付けをする人。〔外来語辞典(1914)〕
  3. 装う人。着こなしの面からいう。「ベストドレッサー
  4. 洋式寝室用の化粧台。鏡台。

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改訂新版 世界大百科事典 「ドレッサー」の意味・わかりやすい解説

ドレッサー
dresser

陶器や銀製の皿類を展示するための棚と引出しを備えた食器棚。その起源は古く,中世の封建領主の城館の大広間に設置された展示用の食器棚に始まる。初期のものは簡素な台の上に開放の棚を数段設けた形式のもので,棚板の数はそれを所有する者の社会的地位の高低に応じて増減するのがならわしであった。たとえば,イギリスのヘンリー7世がリッチモンド宮殿の大広間で催した饗宴では,9段から10段の棚を備えた食器棚が設置されたと記録されている。フランスではこのような装飾用の棚をドレッソアールdressoirとよび,やはり高価な陶器類を展示して来客に豊かな財宝を誇示するための飾棚役目を果たした。15世紀末には教会の祭礼に使う聖器類を収納する祭器台の形式を取り入れて,下部は引出し付きのスタンド,上部は展示用の棚とする構成になった。17世紀になると,サイドボードと同一の形態をとるものもみられた。17世紀後期には衣類を収納する低い整理簞笥(たんす)とその甲板に化粧鏡を取り付けた化粧簞笥もドレッサーとよばれるようになり,バロック時代の寝室に設置する化粧用の重要な家具となった。
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ドレッサー
Christopher Dresser
生没年:1834-1904

イギリスのデザイナー著述家ロンドンの王立デザイン・スクールに学び,植物図案家として世に出て,1860年には植物形態学の研究で学位を取得したが,後に装飾美術の分野に戻り,62年《装飾デザイン技法》,72年《デザイン原理》などを出版した。壁紙をはじめ家具,金属製品,陶器,ガラス,テキスタイルなどあらゆる種類の家庭用品のデザインを手がけた。ラスキンW.モリスの立場とは異なり,機械生産の重要性を理解し,機能性と単純な幾何学的形態を好み,バウハウスのデザインを予見するような作品を製作した。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドレッサー」の意味・わかりやすい解説

ドレッサー
Dresser, Christopher

[生]1834.7.4. グラスゴー
[没]1904.11.24. フランス,ミュルーズ
イギリス最初の職業的工業デザイナーの一人。ガラスや金属の素材を用いて,革新的な食器を生み出した。また 1873年には,ロンドン万国博覧会の日本コーナーを組織し,日英間の貿易促進に一役買った。 1876年イギリス政府代表として日本を訪問。多数の東洋の美術品をイギリスに持ち帰り,当時ヨーロッパに流行していた日本趣味を助長した。著書『デザインの技法』 The Art of Decorative Design (1862) ,『日本の建築・芸術・工芸』 Japan,Its Architecture,Art and Art Manufactures (1882) 。

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「ドレッサー」の解説

ドレッサー【dresser】

洋式の鏡台または化粧箪笥(たんす)。◇アメリカ英語から。イギリス英語では皿などを飾れる食器棚をいう。⇒鏡台化粧箪笥

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デジタル大辞泉プラス 「ドレッサー」の解説

ドレッサー

1983年製作のイギリス映画。原題《The Dresser》。ロナルド・ハーウッドの同名戯曲の映画化。監督:ピーター・イエーツ、出演:アルバート・フィニー、トム・コートネイ、エドワード・フォックスほか。第56回米国アカデミー賞作品賞ノミネート。

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リフォーム用語集 「ドレッサー」の解説

ドレッサー

鏡と簡単な引き出しが備えられている、化粧用の鏡つき化粧ダンスの事。鏡台。

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世界大百科事典(旧版)内のドレッサーの言及

【室内装飾】より

…身分のある者の寝台は織物の天蓋(てんがい)や垂幕でおおわれたが,そのものものしさから解放されて単純化されたのが近代の寝台である。このほか金銀の食器をならべて室内の装飾とする風習があって,そのための棚としてドレッサーまたはビュッフェがあった。イスラム教徒の室にはサンドゥクという木製の美しい櫃があり,衣服やその他のものを入れておく。…

※「ドレッサー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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