ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニップール」の意味・わかりやすい解説
ニップール
Nippur
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
イラク南部、ディワニヤの北東約30キロメートルにある都市遺跡。現在名はヌファル。19世紀末にアメリカの考古学者H・ヒルプレヒトHermann Hilprecht(1859―1925)らによる最初の調査が行われて以来、今日まで数回の調査が行われている。シュメールの最高神エンリルを祀(まつ)る宗教的中心都市として発達した。ウルク期からパルティア時代まで(前3500ころ~後226)の遺構が確認されているが、とくに初期王朝期からウル第3王朝期(前2060ころ~前1950ころ)のエンリル神殿とジッグラトの存在する神域(エクル)は広大な面積を占める。このほかに初期王朝期にはイナンナ神殿、北神殿なども建立されており、都市の宗教的性格を裏づけているが、その歴史を通じて政治的中心となることはなかった。またタブレットの丘からは多数の粘土板のほか、住居址(し)なども発見されている。
[山崎やよい]
マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...