ニーレジハーザ(読み)にーれじはーざ(英語表記)Nyíregyháza

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ニーレジハーザ」の意味・わかりやすい解説

ニーレジハーザ
にーれじはーざ
Nyíregyháza

ハンガリー北東部、サボルツ・サトマール県の県都。人口11万8795(2001)。ルーマニアウクライナスロバキア国境に近いチサ川上流域に位置し、古くからの交通の要衝。周辺地域は砂質土壌に富み、良質のジャガイモタバコリンゴスモモなどを産し、この地方の農産物集散地となっている。1699年トルコの占領から解放されてのち、18世紀に鉄道が敷設され、以後急速に発展した。

[古藤田一雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニーレジハーザ」の意味・わかりやすい解説

ニーレジハーザ
Nyíregyháza

ハンガリー北東部,ニール地方の中心都市。農産物の集散地。周辺は砂質地帯で,ジャガイモやトウモロコシ,タバコ,ヒマワリ果樹栽培が盛ん。 16~17世紀のオスマン帝国占領時代に一時衰微したが,18世紀に入りスロバキア人が入植し,19世紀後半には鉄道が開通して急速な発展をとげた。第2次世界大戦後は軽工業も盛んになった。近郊に保養地ショーシュトー鉱泉がある。人口 11万 4596 (1991推計) 。

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