共同通信ニュース用語解説 「ネウボラ」の解説
ネウボラ
出産前から子どもの就学まで一つの窓口で親子を支えるフィンランドの公的施設。100年近い歴史があり、現地語で「助言の場」を意味する。母子の定期健診だけでなく、育児や家族間の悩みも聞く駆け込み寺のような存在。保健師を中心に専門家が可能な限り一貫して対応するため、信頼関係が生まれやすく、虐待や家庭内暴力、産後うつなどの異変にも気付きやすい。医療機関や他の専門職への橋渡しもする。各自治体にあり、ほぼ全ての家族が通う。日本でも、一部自治体がネウボラをモデルに妊産婦支援施設を設けている。
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