ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハンバー川」の意味・わかりやすい解説
ハンバー川
ハンバーがわ
River Humber
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イギリス,イングランド東部のハンバーサイド州を東流する川。ブリトン語で〈良い川〉を意味し,ノーサンバーランド(〈ハンバー川以北の土地〉の意)などの地名の語源にもなった。ハルの上流約24kmのトレント川とウーズ川の合流点から河口のスパーン岬まで,ハル川などの支流を合わせて巨大なエチスュアリー(三角江)を形成しながら北海へ注ぐ。全長約64kmで,幅は湾頭の1.2kmから河口部の13kmに拡大する。外洋船の航行が可能で,ハル,グリムズビーの両港湾都市が位置し,漁業や工業の基地となっている。大潮はハルで6.7mに達し海嘯(かいしよう)の発生で知られる。なお,ハル付近には中央支間長が世界最大のつり橋ハンバー橋が架かる。
執筆者:長谷川 孝治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報