デジタル大辞泉
「グリムズビー」の意味・読み・例文・類語
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グリムズビー
- ( Grimsby ) イギリス、イングランド北東部の都市。世界的な漁業基地。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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グリムズビー
Grimsby
イギリス,イングランド東部,ノースイーストリンカーンシャーの行政府所在地。キングストンアポンハル(ハル)の南東約 25km,北海に流入するハンバー川の河口に近い南岸に位置する。中世以来重要な海港で,港はシルトの堆積により一時衰微したが,1800年に流入河川の分水路がつくられると,北海その他の出漁に好位置を占めていたため,急速に発展。1880年以降は蒸気トロール船の使用で漁場がグリーンランド海および北海にまで広がった。さらにイングランドの人口増加,鉄道建設,氷による魚の保冷に伴い,イングランド全域に鮮魚を大量に供給する漁業基地となった。1980年代初めには魚の水揚げ量でハルをしのぐイギリス第1の漁港となり,近代的な冷凍・薫製方法の導入後は冷凍魚などの輸出も盛ん。商業港としても重要で,化学製品,肥料,鉄鋼などを輸出し,食品,木材,鉄鉱石などを輸入する。人口 8万7574(2001)。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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グリムズビー
Grimsby
イギリス,イングランド中央東部のハンバーサイド州(旧リンカンシャーのリンジー地方)にある水産業都市。人口13万8842(2001)。地名は〈グリムの村〉を意味し,かつてはグレート・グリムズビーと呼ばれた。ハンバー川エスチュアリー(江湾)の南岸に位置し,イギリス最大の漁港を有し,北海漁場の根拠地をなす。またスカンジナビアとの貿易港としても重要で,石炭の輸出や木材の輸入などが行われ,酸化チタン,レーヨン,冷凍食品の各種工業も立地する。9世紀以降のデーン人植民によって建設され,中世には商港として繁栄,1201年に自治都市となった。その後,港の埋積で一時衰退したが,1856年よりトロール漁業が開始されて再び発展した。市内には大規模な魚市場がある。
執筆者:長谷川 孝治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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グリムズビー
ぐりむずびー
Grimsby
イギリス、イングランド北東部、ユニタリー・オーソリティー(一層制地方自治体)であるノースイースト・リンカーンシャーの都市。人口9万1200(2002推計)。イングランド最古の都市の一つとされ、中世以後漁港として栄えたが、15世紀以降土砂の堆積(たいせき)で一時衰えた。しかし、19世紀になって港湾施設整備、冷蔵法の進歩、鉄道開通などによって復活し、現在はイギリス最大の漁港の一つである。漁業関連の水産品加工、造船、醸造などに加え、酸化チタンの製造などの工業も盛んである。
[井内 昇]
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「グリムズビー」の意味・わかりやすい解説
グリムズビー
英国,イングランド東部,北海沿岸のハンバー川河口に位置する港湾都市。ハンバーサイド州(旧リンカーンシャー)の州都。中世にも重要な港であったが,19世紀以降北海漁業の発展に伴い世界有数の大漁港となった。造船業も行われる。8万8000人(2001)。
→関連項目ハンバー[川]
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