フランスの経済学者、政治家。バイヨンヌで生まれ、9歳で孤児となり祖父に育てられた。青年時代、商業に従事するかたわら外国語、文学、宗教、経済学を学び、とりわけA・スミスやJ・B・セーの影響を強く受けて自由主義思想を信奉する。のちに県会議員、二月革命後は憲法制定議会や立法議会の議員となる。彼は「自由による進歩」の教義のもとに、私的所有下においても生産力の飛躍的上昇と社会的調和の達成が可能であると考え、自由貿易論を説いて、1846年にボルドーとパリに自由貿易協会を設立し、またルイ・ブランやプルードンの社会主義に反対した。著書には『経済的調和』Harmonies économiques(1850)、『経済的詭弁(きべん)』Sophismes économiques(1845~1848)などがある。
[中宮光隆]
『P. Paillottet (éd.), *uvres complètes de Frédéric Bastiat, 7 vols., 2e éd. (1862―1864, Guillaumin et Cie, Libraires, Paris)』
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…面積8722km2,人口25万(1993)。オート・コルス県(県都バスティアBastia)とコルス・デュ・シュド県(県都アジャクシオ)の2県からなる。コルシカはフランスのいくつかの地域のなかで非常に強い個性を持った地域の一つである。…
※「バスティア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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