バルキシメト(その他表記)Barquisimeto

デジタル大辞泉 「バルキシメト」の意味・読み・例文・類語

バルキシメト(Barquisimeto)

ベネズエラ北西部都市ララ州州都メリダ山脈北麓標高約600メートルに位置する。16世紀半ばに建設された同国最古の都市の一。周辺コーヒーサトウキビサイザル麻などを産する農業地帯が広がり、集散地として発展

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改訂新版 世界大百科事典 「バルキシメト」の意味・わかりやすい解説

バルキシメト
Barquisimeto

ベネズエラ北西部,ララ州の州都。都市域人口87万5790(2000)。北へ広がるセゴビア高地扇状地に,1552年ヌエバ・セゴビアの名で創設された。1812年の大地震とそれにつづく独立戦争のために都市の大部分が破壊されたが,近代的な都市計画に基づいて再建された。鉄道海岸プエルト・カベヨに通じており,内陸部の乾燥地帯と海岸部を結ぶ要地で,輸出用熱帯農産物の生産・集散地でもある。1960年代よりセメント繊維化学などの工業が興っている。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バルキシメト」の意味・わかりやすい解説

バルキシメト
Barquisimeto

ベネズエラ北西部,ララ州の州都。首都カラカスの西南西約 250km,セゴビア高地南縁にあり,オリノコ川水系に属するトゥルビオ川の広い河岸段丘に位置する。標高約 560m。同国最古の都市の一つで,1552年建設。同国の中央部と西部を結ぶ交通の要地にあり,古くから商業中心地として発展。現在はサイザルアサ,サトウキビ,コーヒーなどを産する広大な農業地帯の中心地で,農産物を集散するほか,1960年代には工業も発展,ロープ,糸,食品,セメント,陶器などを製造する。セントロ・オクシデンタル大学 (1962) 所在地。カラカスから延びる鉄道の終点で,パンアメリカン・ハイウェーが通る。人口 60万 2622 (1990) 。

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百科事典マイペディア 「バルキシメト」の意味・わかりやすい解説

バルキシメト

ベネズエラ北西部の都市。首都カラカスの西方280km,パン・アメリカン・ハイウェーに沿う交通の要地。砂糖,コーヒー,穀物,牛などの集散地で,1960年代から繊維,セメント,化学などの工業が興っている。1552年創設,1812年に震災および独立戦争で破壊されたが,再建。100万632人(2011)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バルキシメト」の意味・わかりやすい解説

バルキシメト
ばるきしめと
Barquisimeto

南アメリカ北部、ベネズエラ北西部の都市。ララ州の州都。人口は87万5790(2000)で、同国第四の都市である。メリダ山脈の北麓(ほくろく)、標高600メートルの扇状地に位置し、半乾燥のセゴビア台地とリャノ地域の入口にあたる。サトウキビ、コーヒー、カカオ、ウシの生産が盛んな農業地域の中心地で、また、精糖、繊維などの工業も立地する。

[山本正三]

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