バレーリー(英語表記)Bareilly

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バレーリー」の意味・わかりやすい解説

バレーリー
Bareilly

インド北部,ウッタルプラデーシュ州中西部の都市。バレーリー県の行政庁所在地。デリー東方約 220km,ガンジス川平原の奥部,支流ラムガンガ (川) にのぞむ。ガンジス川北側の陸路の要地。 1537年に建設され,のちムガル帝国のもとで,ロヒラ族の王都となった。 1801年イギリスの支配下に入り,インド大反乱では地方政権が樹立されて反英闘争の拠点となった。製糖化学マッチ綿織物,家具などの工業がある。多数のモスク (16~17世紀) ,ランプル太守の宮殿,アショーカ王時代の仏教遺跡などがある。人口 58万 3437 (1991) 。

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