バンジュル(読み)ばんじゅる(英語表記)Banjul

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バンジュル」の意味・わかりやすい解説

バンジュル
Banjul

ガンビア首都。旧称バサースト Bathurst。港湾都市。同国西部,ガンビア川河口入江の湾口にある小島,セントマリー島に位置。本土とは橋で結ばれる。 1816年イギリスが奴隷貿易取り締まりの基地として建設。のちイギリスのガンビア保護領の首都となり,1965年独立に伴い首都の地位継承。同国唯一貿易港で,主産物ナンキンマメをはじめパーム核などを輸出。食品加工などの小規模な工場がある。政治,経済,文化の中心地で,国際空港もある。港湾拡張が進んでいる。人口 3万3131(2006)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バンジュル」の意味・わかりやすい解説

バンジュル
ばんじゅる
Banjul

西アフリカ、ガンビアの首都。旧称バサーストBathurst。同国の西端、大西洋に注ぐガンビア川河口の入り江にあるセント・マリー島に位置する。人口4万2326(1993センサス)、5万7800(2002推計)。同国の政治、経済、貿易の中心地で、唯一の都市である。1816年、イギリス海軍が奴隷貿易の取締りのため要塞(ようさい)をつくり、これを基礎に都市が建設された。特産物のラッカセイ輸出港として知られる。対岸のユンダムに空港がある。

[藤井宏志]

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