出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
フランスの画家。パリ生まれ。10歳ごろから絵を描き始め、1946年、初めてサロン・デ・モワン・ド・トランタン(30歳未満の画家展)に自画像を出品。翌年アンデパンダン展、サロン・ドートンヌに出品。48年、20歳でクリティック賞(批評家大賞)を受賞し、一躍画壇の寵児(ちょうじ)となる。抽象志向を拒否した簡潔な具象表現を主張し、「戦争の恐怖」「キリスト受難」「サーカス」といった大作シリーズを初期から制作。冷たく暗い灰色を基調に、とげとげしい描線によって時代の不条理な傷あとをみごとに表出した。そのほか代表作に「むち打ち」(1951)などがあり、版画作品も多い。静岡県駿東(すんとう)郡長泉(ながいずみ)町に私立のベルナール・ビュフェ美術館がある。
[徳江庸行]
セルフサービスで行う立食の食事形式。ことばの意味は、仕事台、立食台、戸棚、駅食堂、軽食などで、語源はフランス語の「食器戸棚」からきた。狭い部屋でパーティーをするとき、壁ぎわの食器戸棚の上につまみ物や料理皿を置き、部屋を広く使うことから始まった。ビュッフェ形式の特徴を招待者側から考えると、全員が着席しないから、同じ食堂で何倍かの客を招待することができる。また、席次、料理の給仕に心配はなく、食器も一つ一つかえる必要がないから、まえもって用意するだけでよい。客側からは、自分で好みの料理を楽しむことができる。このように、ビュッフェ形式によると気軽に楽しいパーティーにすることができる。
[小林文子]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…身分のある者の寝台は織物の天蓋(てんがい)や垂幕でおおわれたが,そのものものしさから解放されて単純化されたのが近代の寝台である。このほか金銀の食器をならべて室内の装飾とする風習があって,そのための棚としてドレッサーまたはビュッフェがあった。イスラム教徒の室にはサンドゥクという木製の美しい櫃があり,衣服やその他のものを入れておく。…
…初めての和食堂車は06年4月の東海道本線三等急行で,そののち四国を除く各幹線の急行,特急に食堂車が連結され,和洋の別は時刻表に載せられた。また,初めてのビュッフェは二等室との合造で,1901年に大阪(湊町)~桑名~名古屋の関西鉄道に登場した。なお,世界最初の食堂車は,1868年アメリカのシカゴ・ノースウェスタン鉄道におけるものである。…
※「ビュッフェ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新