ピオリア(英語表記)Peoria

翻訳|Peoria

デジタル大辞泉 「ピオリア」の意味・読み・例文・類語

ピオリア(Peoria)

米国イリノイ州中部の都市。イリノイ川およびピオリア湖に面する。食品加工業、建機重機などの製造業ほかビールウイスキー醸造業が盛ん。ブラッドリー大学が所在。1858年、リンカーンが初めて公式奴隷制反対を唱えた地として知られる。

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改訂新版 世界大百科事典 「ピオリア」の意味・わかりやすい解説

ピオリア
Peoria

アメリカ合衆国イリノイ州中部の都市。人口11万2685(2005)。イリノイ川に臨む商工業交通の中心都市で,農業機械食料品,ビールとウィスキー醸造などの工業が立地する。同州で最も早くから定住の進んだ都市で,農産物移出の主要港として発達した。市名は,先住民のインディアン部族名にちなむ。リンカンが初めて公式に奴隷制を否定した〈ピオリア・スピーチ〉(1854)で有名。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピオリア」の意味・わかりやすい解説

ピオリア
ぴおりあ
Peoria

アメリカ合衆国、イリノイ州中部、イリノイ川とピオリア湖に臨む都市。人口11万2936(2000)。中部域の交通、工業の中心地で、重要な通関港である。19世紀中ごろ以来のビール、ウイスキーの町として知られるほか、農業・土木機械、化学、食品、衣料など多種工業の発達が著しい。また、農業地帯の真ん中にあるため、農産物の市場、集散地としても重要である。1680年にフランスのラ・サールが探検に入ったのが始まりで、1845年より市制が施行された。ブラドリー大学(1896創立)の所在地でもある。1858年、リンカーンが上院議員選挙に立候補し、民主党のダグラスとの論争のなかで、奴隷制反対を唱えた所としても有名。

[作野和世]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピオリア」の意味・わかりやすい解説

ピオリア
Peoria

アメリカ合衆国,イリノイ州中北部,イリノイ川にのぞむ商業都市。 1680年,フランス人によって砦が建設されたのが始り。地名はインディアンの族名に由来する。 1854年リンカーンが奴隷廃止を声明した地。五大湖とメキシコ湾を結ぶ水運の要地で,トウモロコシ,家畜などの取引と輸送の中心。ビールやウイスキーの醸造で知られる。工業化が進み,ブルドーザをはじめ,農業耕作機械の生産が多い。西方に 97年創立のブラッドレイ大学がある。人口 11万5007(2010)。

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百科事典マイペディア 「ピオリア」の意味・わかりやすい解説

ピオリア

米国,イリノイ州中央部の都市。イリノイ川に臨む交通の要地で,付近に石炭の産地があり,農業機械,食品加工,化学薬品などの工業が発達。また穀物,家畜の取引,ビールやらウィスキーの醸造も盛ん。11万5007人(2010)。

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