ふるさとの名木(読み)ふるさとのめいぼく

事典 日本の地域遺産 「ふるさとの名木」の解説

ふるさとの名木

ふるさと名木保存事業」は、岡崎市内の都市景観上特に保存すべき必要のある樹木を対象に長期にわたり大切に保存していくもの。1974(昭和49)年創設の「郷土の名木」を前身に、1991(平成3)年から「ふるさとの名木」として指定している。〔選定基準〕1.地域住民に親しまれていること、2.保全及び活用の活動の内容が明らかなもの、3.所有者の同意が得られたもの、4.樹木が健全であり、樹容が美観上特に優れていると認められるもので、かつ、次のいずれかに該当するものであること。(1)地上1.5mの高さにおける幹の周囲がおおむね1.5m以上 (2)樹木の高さが地上15m以上 (3)株立ちした樹木の高さが地上3m以上 (4)樹木がはん登性のもので、高さが3m以上で、かつ、枝葉面積が30【m2】以上 (5)奇形木又は珍奇な樹木で相当な樹齢を経たもの (6)希少価値又は歴史的価値があるものとして認められ、かつ、保全の必要があると認めたもの (7)当該地域において教育的な価値があるものとして認められ、かつ、保全する必要があると認めるもの。
[選定機関] 愛知県岡崎市
[選定時期] 1991(平成3)年~
[登録・認定名] 浄光寺のイチョウ | 浄光寺のはまぼう | 聖善寺のしだれ桜 | 土呂陣屋の松 | 五万石ふじ | 白山神社の大くす | 瓶井神社の大ケヤキ | 切越の夫婦ヒノキ | 才栗のムクノキ | 才栗のイチイガシ | 藤川のまつ並木 | 山中八幡宮のクスノキ | 法蔵寺のイヌマキ | 法蔵寺の桜 | 大樹寺のしい | 石神のちょうせんがや | 奥山田のしだれ桜 | 土井楠(浄妙寺) | 毘沙門天のホソバ | 犬尾神社の大けやき | 慈光寺の銀杏 | 神明社のやまもも | 崇福寺のひば | 八幡社の招霊木 | 浄珠院のたらよう | 浄珠院のいちょう | 願照寺の大いちょう | 熊野神社のくすのき | 八幡宮の大くす | 飛鳥神社の大いちょう | 蓮華寺の大くす | こがねもち(等周寺) | 牛転の泰山木(戸崎公園) | 土呂八幡宮のはなのき | 土呂八幡宮のくろがねもち | 上地のもち林 | つぶらじい林 | 上地のあべまき並木 | 本宗寺の大まつ | 本間家の八重つばき | 瓶井神社の大たぶ | 古部の大椋 | 茅原沢のとちゅうひめしゃら | 八幡宮の大すぎ | 須淵のとうごくひめしゃら | 生平小の大さざんか | 長福寺のいぬまき | 長福寺のまつ | 長福寺のくすのき | 扇子山の大いぬしで | 小早川家の大なぎのき | 山伏塚のかき | 齋藤家の大くろがねもち | 六所神社の松並木 | 小僧泣かせのたぶのき | 満性寺のもみ(2本) | 極楽寺の大くす | 白山神社の大むく | 岡崎公園の大むくのき | 岡崎公園の大くろまつ | 明願寺のけやき | えのき・くろがねもちみょうと木 | 伊賀八幡宮のむくろじ | 天王社のやまももの木 | 長光寺のオランダモミ | 長光寺のしだれ桜 | 井田八幡宮のくろがねもち | 甲山寺のあかがし | 昌光律寺のしらがし | 向山のもちのき | 円福寺の大くす | 松林寺の大すぎ | 本光寺の杉 | 恵田八幡宮のひのき | 本光寺のさざんか | 正観寺のほそばまき | 寺野の大クス | 切山の大スギ | 見返りの大スギ | 夏山の大スギ | 瑞雲寺のクロガネモチ | とよとみ梨 | 宮崎神社の大イチョウ | 石座神社の巨樹並木 | 天恩寺の松 | 雨山・熱田神社の大スギ | 上宮寺のたもの木 | 社口の大榎 | 善立寺の松 | 夫婦のクロガネモチ | 熊野神社のくすのき | 大幡の千年イチョウ

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

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