ブルク(読み)ぶるく(英語表記)Burg bei Magdeburg

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブルク」の意味・わかりやすい解説

ブルク
ぶるく
Burg bei Magdeburg

ドイツ北東部、ザクセン・アンハルト州北東の都市。1949~90年は旧東ドイツに属した。モレーン氷堆石(ひょうたいせき))で構成されたフレーミング丘陵北西麓(ろく)に位置し、マクデブルク大司教の第一の出城として発達した。人口2万3000(2000)。フランスなどからの難民による織物工業のほか、食品、皮革、家具、鉄、機械、鋼圧延、ブリキ特殊鋼合金ステンレス鋼の各工業が立地している。

[佐々木博]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブルク」の意味・わかりやすい解説

ブルク
Burg

正式名称はブルクバイマクデブルク Burg bei Magdeburg。ドイツ中北部,ザクセンアンハルト州の都市。マクデブルクの北東約 20km,エルベ=ハーフェル運河の一部をなすイーレ運河にのぞむ。 10世紀中頃からの古い都市で,1496年マクデブルク大司教領,1635~88年ザクセン公領,以後ブランデンブルク辺境伯領となった。製材製靴,皮革加工,金属圧延などが行われる。人口2万 8461 (1980) 。

ブルク
Bourg

正式名称ブルカンブレス Bourgen-Bresse,ブールと読まれることもある。フランス東部,ジュラ山脈西斜面に位置するアン県の県都中世からの市場町で,ソーヌ左岸のブレス-ドンブ低地の農産物集散地。東のジュネーブへ抜け,アルプスにいたる交通要地で,後期ゴシック建築のブルー聖堂 (1513~32) ,16世紀のノートル・ダム聖堂などがある。人口4万 2955 (1990) 。

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