共同通信ニュース用語解説 「ベーシックインカム」の解説
ベーシックインカム(BI)
生活に最低限必要な一定額を、収入や資産の有無にかかわらず無条件で個人に給付する制度。新型コロナウイルスの感染拡大による困窮やデジタル化の進展に伴う新たな格差が問題となる中、貧困層への支援策として注目を集める。年金や生活保護、雇用保険などの社会保障制度の統合・簡素化で行政コスト削減が期待できる一方、財源確保、労働意欲低下による経済への悪影響を懸念する声も根強い。海外ではスイスが2016年に導入の是非を問う国民投票を実施したが、約77%が反対し否決された。
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ベーシックインカム
生活に最低限必要な金額を、就労や収入の有無にかかわらず無条件で個人に給付する構想。年金や生活保護、雇用保険など社会保障制度を統合して簡素化することで行政コスト削減につながるとの見方もあるが、導入した国はまだない。フィンランド政府が世界で初めて失業者2千人を対象に社会実験をしている。スイスは2016年、導入の是非を問う国民投票を実施したが、約77%が反対し、実現しなかった。
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