メタミクト(その他表記)metamict

最新 地学事典 「メタミクト」の解説

メタミクト

metamict

強い放射性元素Th, Uなどを含む鉱物は,放射能によって結晶格子が破壊されてX線回折では非晶質とみなされる状態になることがある。この状態をメタミクト状態といい,結合の弱い結晶の場合に生ずる。加熱すると結晶化する。メタミクト鉱物結晶質のものが放射能のエネルギー格子が乱れたと考えられ,通常外形は結晶の形を保っており,結晶質から非晶質までいろいろの段階のものがみられる。ジルコン・ニオブ酸塩・タンタル酸塩鉱物などに多くある。

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関連語 褐簾石 非晶質

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メタミクト」の意味・わかりやすい解説

メタミクト
metamict

ウラン,トリウムなどの放射性元素を多く含む鉱物は,放射能によってその結晶格子が破壊されて,X線に対しても可視光線に対してもガラスのような非晶質とみなされる状態になる場合がある。この状態をメタミクト状態といい,このような作用メタミクト化作用という。メタミクト化した鉱物は内部からの放射能で結晶格子が乱されたものなので,通常外形はもとの結晶の形を保っている。またメタミクト化した鉱物を熱すると再結晶するが,必ずしももとの結晶に戻るとはいえない。このような鉱物はジルコン,ニオブ酸塩,タンタル酸塩鉱物などに多い。

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岩石学辞典 「メタミクト」の解説

メタミクト

最初は,もとの結晶質物質の二次的な分子配列の影響によって形成された非晶質鉱物に用いたが,現在では放射線によって結晶格子が損傷を受けた放射性鉱物にも用いる[Brögger : 1893, Loewinson-Lessing & Struve : 1937].ジルコンなどの鉱物に見られるが,メタミクト状態のジルコンは加熱によってもとの構造を回復する.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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