メリッサ

デジタル大辞泉 「メリッサ」の意味・読み・例文・類語

メリッサ【Melissa】[絵画]

ドッソドッシ絵画カンバス油彩。縦170センチ、横172センチ。アリオスト叙事詩狂乱のオルランド」に登場する魔女メリッサを描いたとされる。ギリシャ神話に出てくるキルケという魔女を描いているという説もある。ローマ、ボルゲーゼ美術館蔵。キルケ。

メリッサ(〈ラテン〉Melissa)

シソ科の多年草。ヨーロッパ原産。高さ30~80センチ。葉はレモンに似た香気をもち、芳香薬・香水原料とされる。
[補説]作品名別項。→メリッサ

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精選版 日本国語大辞典 「メリッサ」の意味・読み・例文・類語

メリッサ

  1. 〘 名詞 〙 ( [ラテン語] melissa ) シソ科の多年草。ヨーロッパ南部および南東部の原産で、中部で栽培される。茎は直立して多く分枝し、高さ三〇~八〇センチメートル。葉は対生し、長さ三~七センチメートルの卵形で深い鋸歯(きょし)があり、レモンに似た香気を含む。花は夏咲き、白色ないし淡黄色で長さ八~一二ミリメートルの唇形花で、節に六~一〇個ずつ集まってつく。葉は芳香薬、香水の原料、花は蜜源とされる。メリッサそう。こうすいはっか。せいようやまはっか。
    1. [初出の実例]「マヨラン、亜麻、アルセム、メリッサの類追々伝来し」(出典:中外新聞‐一八号・慶応四年(1868)四月二七日)

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