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アラビア半島南部、イエメン共和国西部、紅海沿岸にある港湾都市。アル・フダイダーAl-Hudaydahともいう。首都サヌアの西方145キロメートルに位置し、その外港となっている。人口24万6068(1993)、38万2400(2002推計)。1849年にオスマン帝国に占領されて以来、モカにかわる主要港として急速に発展した。外国領事館、船会社、貿易商社が並び、同国でもっとも近代的で活動的な都市である。コーヒー、皮革品、ナツメヤシなどを輸出し、織物、染色、皮なめしなどの工業が盛んである。旧市街は城壁によって囲まれ、内部には石造りの家が、外部にはストーク(市場)が迷路のように続く。
[原 隆一]
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…シーア派の分派ザイド派を奉じる住民が多い。紅海に面する貿易港ホデイダとは高速自動車道で結ばれる。ヤークートの地理書によればサヌアには1世紀ころヒムヤル王国Ḥimyarの巨大なグムダーン城が建てられていたと記される。…
※「ホデイダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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